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OEM企業からアパレルSPA企業への転職を成功させるために、必ずやってほしいこと。

KEN
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OEMは下請け、アパレルSPA企業は元請け。この図式は絶対です。

どちらが良いというわけではないのですが、新卒で狭き門であるアパレルSPA企業に入社できず、アパレル・ファッション業界の大多数を占めるOEM企業に入社した人も多数存在します。中には転職でアパレルSPA企業に行って、自社ブランドの仕事に携わりたいという人もいるでしょう。

今回は、OEM企業で働いていて、アパレルSPA企業への転職を希望している人に役立つ転職成功のポイントをお話します。

ポイントは違いを理解し、応募先企業のことを理解することです。

アパレルSPA企業とOEM企業の違いを理解する。

まず最初のポイントはアパレルSPA企業とOEM企業の違いを理解することです。

アパレルSPAは、分業制。OEMの「何でもやります!」は通用しない。

アパレルSPA企業は、部署が明確に分かれており、分業制となっていることが多いです。
広く浅く、仕事ができる人でも良いのですが、より役割に特化した働きが求められます。

OEM企業のように、業務範囲が広く何でもできることがアピールポイントの人はアピールの仕方に要注意でう。

アパレルSPA企業は、消費者が商品を購入して初めて売上となる。

次の違いは売上ができるタイミングです。
アパレルSPA企業は、自社店舗を運営しています。そこで商品が消費者に買ってっもらって初めて会社の売上となります。

OEM企業は、アパレル企業に納品が完了した時点で売上が発生します。

店頭やECサイトで商品を見て、価格帯やクオリティーを理解する。

次のポイントは働きたいと考えているSPA企業が運営している店舗や実際の商品を理解することです。

ブランド毎に商品の価格帯は決まっている。クオリティーも。

アパレルブランドはブランドごとに商品の価格帯が決まっています。
ブランドが設定しているターゲットが購入するであろう価格帯です。

そのターゲットが求めている・許容できるクオリティもブランドによって異なります。

「応募先SPA企業の店頭を見たか、どう感じたか。」は、面接で必ず聞かれる。

アパレルSPA企業の面接では、必ず「店頭・商品を直に見たか、見てどう感じたか」を質問されます。
これは商品への理解やイメージができているかの質問でありますが、それ以前に応募者の意欲を問う質問でもあります。

アパレルSPA企業とOEM企業では、同じ職種でも業務内容が異なることもある。

最後のポイントは、業務への理解です。

求人情報や面接で、必ず業務内容について確認する。

OEM企業とアパレルSPA企業では、同じ職種名でも業務内容が異なることがあります。
OEM企業の営業職が、SPA企業への営業活動が主たる業務です。
対してアパレルSPA企業の営業職は、店舗が出店してる商業施設の窓口担当者との折衝や自社店舗の数値管理が主たる業務となります。

同じ職種であれば、経験は無駄にならない。

業務内容が異なる場合でも、業務の実務経験は無駄になりません。
ふたたび営業職を例にあげますが、OEM企業で自社商品を”売り込む”経験は、自社店舗を商業施設に”売り込む”ことと本質的には同じです。

より俯瞰した視点で仕事を考えて、共通する点を考えるのがOEM企業からSPA企業への転職を成功させるポイントです。

最後に。アパレルSPA企業とOEM企業、どちらが優れているというものではない。

今回は、OEM企業からSPA企業への転職を成功させるために知っておいてほしい点をお話しました。

アパレルSPA企業は自社ブランドに直接関われる、アパレル・ファッション業界の花形企業と考える人もいます。
しかし現代のアパレル・ファッション業界では、OEM企業など「下請け」と呼ばれる企業の存在と協力がなければものづくりが成り立たなくなっています。

どちらかの企業が優れているのではなく、お互いに役割があり協力して補完し合う関係性と考えて転職活動を行っていただきたいと思います。

ABOUT ME
KEN
KEN
大手アパレル企業所属
アパレル業界経験10年以上。OEM企業での企画営業生産、大手アパレルの販売員、中規模アパレルの生産職を経て、現在は大手アパレル企業でサプライチェーン全般の戦略立案から数値分析までをてがけています。自身の転職や採用担当としての経験に基づく転職ノウハウや業界最新情報やトレンドを発信しています。転職に限らず、豊富な知識と経験を生かした働き方のアドバイスも可能。
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