アパレル・ファッション業界の求人に応募する人向け。応募方法別のポイントを紹介!
転職活動において、応募を決断するのは勇気が必要です。
そして、同じ求人を複数の媒体で出している企業へ、どうやって応募するのか決断することにも勇気が必要です。
今回は、アパレル・ファッション業界での転職活動において、応募方法別のおすすめポイントと注意点についてお話します。
意欲を見せるなら、企業への直接応募が一番!
一番オススメするのは、志望する企業への直接応募です。
これは、企業が自社ウェブサイトに求人情報を掲載している時に特に有効な手法です。
私自身が採用面接をしていた経験においても、様々な媒体で求人情報を出している企業ほど、自社への直接応募に対して好印象を持ちます。
興味がなければ、企業のウェブサイトを見ないもの。
まず、転職活動をしている人は志望する企業がある人とそうでない人に分かれます。
求人情報サイトを見て、条件に合致する企業へ手当たりしだいに応募するという人も多く存在します。
応募後に、対象企業のリサーチとしてウェブサイトを見るのはおかしなことではありません。
しかし、興味がある、働きたいと思っている企業がある人の動きは異なります。
具体的には、下記の流れになります。
興味を持っている企業がある。
↓
ウェブサイトをチェック。
↓
求人があることを知る。
↓
応募
企業としては、エージェントや転職情報サイトではなく直接応募をしてもらうことで、応募者が自社に興味と働きたいという意欲を持っていると感じることができます。
応募企業と直接のやり取りなので、応募企業が増えると手間も増える。
企業側にとって、直接応募を受け付けることはメリットばかりではありません。
転職情報サイトであれば、決められたフォーマット上で応募者の選定を簡単に行うことができます。(サイト内応募フォーム、プロフィール内容を書類選考と同等の選考とする場合)
しかし、直接応募の場合、応募者一人一人に対して書類選考のやり取りが発生します。
自社ウェブサイト内に、転職情報サイトと同機能の応募フォームがあれば困りませんが、アパレル・ファッション業界の大多数を占める中小企業には無理な話です。
書類の郵送と到着確認、選考、結果の連絡、書類の返却や保管や破棄。
多くの手間をかけて採用活動を行っていることを知っておくと、応募する際により真剣な気持ちで選考に臨めるでしょう。
複数の企業に応募して話を聞いてみたいなら、転職情報サイトからの応募がおすすめ。
次に一般的な応募方法である、転職情報サイトからの応募についてお話します。
会員登録時に職務経歴を入力していれば、すぐに書類選考に進むことができる。
先程企業への直接応募の話でもあ触れましたが、転職情報サイトには会員が自身のプロフィール(履歴書のようなもの)と職務経歴を入力または職務経歴書をアップするフォームがあります。
転職情報サイトへ求人情報(広告)を出稿している企業の採用担当者は、応募者の情報を簡単に閲覧して選考することができます。
応募者側は複数の企業へ応募する手間とハードルが下がり、企業側は多数の応募者情報を簡単に閲覧することが可能となります。
企業側が応募時に必ず回答してほしい質問を設定すれば、自社にあう人材がどうかを早めに見極めることも可能です。
広告を出しているので、企業の採用意欲は高い。
転職情報サイトに求人情報を出稿するには、当然ですが広告費用が必要です。
その分、求人の採用意欲が高い企業のみが存在するため、早く転職をしたいと考えている応募者にとっては今現在求人が本当に存在しているかわからない企業への直接応募よりも効率が良い応募手法と言えます。
転職エージェントを通じての応募は、面接日程の調整はエージェントにお任せできる。
最後にお話するのは、転職エージェントを通じての応募です。
在職中の転職活動は、日程の調整が大変。エージェントが負担を軽くしてくれる。
転職エージェントを活用すると、まず日程の調整が楽になります。
転職活動を行う人にとっていちばん大変なのは、在職中企業での仕事の合間を縫って活動する時間の調整と言っても過言ではありません。
アパレル・ファッション業界の中小企業では、夜遅くまで働いている企業も多いため、時間の捻出が大変です。
特に面接の日程調整には骨が折れます。
勤務時間中に仕事をサボって面接にいくのは言語道断ですが、就業時間後の面接時間確保も一筋縄には行きません。
就業時間語が難しければ、有給を取得して日中に面接を受けることになりますが、複数企業に同時応募、同時に面接の日程調整をするとなるとかなり大変です。
転職エージェントを通じて応募している場合、応募企業ごとの選考状況が共有できているので、ベストな日程調整をエージェントが企業と交渉してくれます。
複数企業に同時に応募して早く転職先を決めたい人にとって、日程調整を代行してもらえるというのは非常に助かります。
履歴書を企業毎に用意する必要が無い場合もある。
アパレル・ファッション業界に特化した転職エージェントに登録する際に、転職情報サイト同様のプロフィールシートを完成させることが一般的です。
エージェントは、応募者の代わりにプロフィールシートを履歴書代わりとして企業に提出してくれます。
この時、エージェントからの推薦状も添えられているため、企業のニーズに合致しているであろう人材として企業に応募することができます。
最後に。自分の転職意欲と可処分時間、志望度合いで応募方法は分けよう。
今回は、求人情報への応募方法についてお話しました。
実際の転職活動では、今回紹介した手法を組み合わせていくことになりますが、同じ求人情報を複数媒体で知った時に、それぞれのメリット・デメリットを考慮して応募する参考になるポイントです。